1950-04-20 第7回国会 衆議院 水産委員会 第34号
千葉県九十九里沿岸において、いわしあぐり網漁業を專業とする業者並びに漁船乗組員一同は、ここ数年来打続く不漁により、その窮状は年とともに加わり、現在重大危機に直面いたしておるのであります。昨年以来倒産のうき目に彷徨しておる者、あるいは余儀なく転業する業者も続出する現状でございます。
千葉県九十九里沿岸において、いわしあぐり網漁業を專業とする業者並びに漁船乗組員一同は、ここ数年来打続く不漁により、その窮状は年とともに加わり、現在重大危機に直面いたしておるのであります。昨年以来倒産のうき目に彷徨しておる者、あるいは余儀なく転業する業者も続出する現状でございます。
この漁業手形が最も私どもは水産の資金としての対策としては適切であろう、かように考えておりまして、この漁業手形の活用を、現在の限られたる関東以北のいわしあぐり網漁業というだけでなくして、これを全國のあぐり漁業並びに以西底引、かつお、まぐろ定置漁業、こういう四大重要漁種に向つては、ぜひともこれが活用できますように、実現をいたしたいと考えておるのであります。
現在、以西底引漁業、かつお・まぐろ漁業、定置漁業、いわしあぐり網漁業の多数の漁船は、出漁の仕込み資金に窮して、日本海、太平洋各地の漁港に数十日滞船して、毎日その苦痛を訴えている始末であります。このまま放置いたしますれば、年末年始に際し六大都市には魚の姿を見ることもできぬばかりでなく、数十万の漁夫は、居ながら、漁群ながめながら、年末越冬に窮する情勢であります。
これらの請願は七件とも、実は関東北いわしあぐり網漁業の最近における不漁に対する同漁業の救済に関する請願でございまして、これらの請願に対しましては、機会あるごとに、それぞれその地方の関係漁民その他團体から水産廳当局に対しても、しばしば陳情をいたしておるのでありまして、この内容につきましては当局におかれましてもとくと御了承のことと存じますので、この内容を詳細申し上げることを省略いたしたいと思うのであります
関東北いわし、あぐり網漁業大不漁に対する根本策として左の方途を講ぜられるよう陳情申し上げます、内容はわが國においても最近科学の進歩に伴い寒暑台風による災害はある程度予測さるるにいたりしも、まだ潮流の異変による災害に対しては現在の調査研究にては予測すること不可能にして、われわれのごとく回遊魚たるいわしを目的とするあぐり網漁業者が、現行漁業法により許可せられたる漁場仙台湾沖において、例年九月初めより十二月